女難の相

子どものころ、我が家に出入りをしていた易者さんに言われた

「女難の相がある」と。

父親に訊いた。「女難の相とは」と。

親父が笑って言った「女性にもてるということ」。

少年の時、その女難の相が本当にあるのだろうかと、少し期待していたことを思い出した。

水滸伝宋江の女難のエピソードで。

水滸伝で一番興味のある話が、武松が兄武太郎の仇をうつ場面だ。

潘金蓮と色男西門慶。映像ではその二人の出会う場面は見ていても不快だった。

武松は虎殺しでも有名な豪傑だが、沖縄タイムス時代に上司だった八重山民謡の歌手だった武松当吉さんを思い出す。