天丼

今日も天丼セットを食べた。

カツ丼セットにしようかと、レストランに行く前には思ったのだが、

やはり天丼を注文していた。

子どものころから天丼を喰いたかった。

天丼は贅沢な注文に感じた。

我が家も食堂だったが、親子丼と玉子丼はいつでも食えた。

牛丼というのは子供の頃はなかった。

カツ丼は肉嫌いで成人してもあまり食べたくはなかった。

プールを終えて歩いて帰ってくる途中に弁当屋がある。

すき焼き弁当の宣伝をしていた。

590円、これは食いたいといつも思いながらその店の前を歩いている。

中華丼はむかしよく食べた、麻婆豆腐丼には通ったこともあった。

学生の時、東京までの夜行列車で、大阪駅助六弁当が楽しみだった。

子どもの頃は汽車弁当が贅沢な楽しみだった。

親父の出張について行く時は親父が汽車弁当を買ってくれた。

台北遊学時代、台北近郊に列車の旅をした。

基隆や淡水、その列車で食べる汽車弁のうまかったこと。

弁当売りの小父さんが「べんたん、べんたん」という売り声で売っていた。

娘は海鮮丼が好きだ、俺は海鮮丼は少し贅沢。

明日は東急レイホテルで、カツオ丼をたらふくたべよう。