第1巻を読み終えた。
大学時代に全巻読んだ。
高校3年の頃からかそのあとだったか読み始めた。
昭和43年の2月親父が死んだときには機中で読んだような気がする。
突然親父が死んで、気落ちした俺はこの本で元気が出たような記憶がある。
その頃「西郷隆盛」と「荘子」を夢中で読んだ。「荘子」の本に導いてくれたのは野末陳平さんだった。19歳の時の親父は亡くなったが、これらの本で心が救われた。
50年経ってから再読した『西郷隆盛』あの時感じた感動は、いまでもちゃんとあった。
2巻からはもう見ないだろう。1巻だけで十分西郷さんの精神がわかったような気がする。