君の行く道は

新宿戸塚町

都電面影橋の近くのアパートで

彼はギターを弾きながら

歌っていた

彼の部屋からはモダンな香りがしていた

女性客も多かった

俺はバンカラが似合った

「人生劇場」ばかり歌っていた。

隣の住人とは、秀輝君だ。