50年仕事をしてきた

前川清さん、佐賀県嬉野を歩いている。

吉田焼の窯元を訪問。

80歳の職人さんに「何年まえからですか」と訊くと、

「50年」と答えられた。

前川さんの娘さんが「お父さんと一緒?」と、前川さんに。

「俺は52年だよ」と前川さん。

そして俺は自分を考えた。

今朝も聞いた沖縄の民謡番組。

俺が沖縄に興味を持ってから52年になる。

万博の年に初めて沖縄を旅した。

翌年大学を卒業して沖縄へ。

卒業論文に沖縄女性史を書いた。

そして52年になった。

ずっと沖縄のことを考え続けていたわけではなかったが、

今、毎日沖縄番組にに2時間以上時間をかけている。

俺の異文化交流の原点だ。

すると俺も52年間気は変わらず、沖縄への残り火があったのだろう。

初めての台湾が1971年、俺の中国への関心も50年続いた。

70歳代になった俺は、ほとんどの時間を中国、沖縄にとらわれている。

ぷらす落語。それだけで終わりそうだ。

ほめれば、志は変わらなかった。批判すればものにならなかった。

メダルはもちろん取れなかった。参加しただけではあったが。

半世紀そのことに関心を持ち続けているというのは、俺にしては。