大学を卒業したのは1971年、
定年まで勤めた仕事に就いたのは、1985年。
俺の風来坊時代は14年間もあった。
自分をふりかえった。
その14年間は長かったが、目的の兆しが見えたのは1978年だった。
その昭和53年、片目が開いたというのだろうか、
目的地に行くための一番大きな関門があいた。
その目的の仕事を定年まで続け、60歳になった2008年、北京オリンピックの年に、
中国にいた。そして、翌年定年で退職したが、中国でも日本でも関係者に今後はどうするのか聞かれていた。俺は3月20日ごろ、初めて、今後は仕事をしないと、同僚や上司に告げた。経営者も最後まで、気にかけていたようだった。
そして2009年の4月からフリーになった。
そんなことまで、風来坊時代思いながら考えた。