青春ナポリタン

『ちむどんどん』5月2日からの第4週のタイトルは「青春ナポリタン」。

時代は沖縄復帰前の1971年、俺が沖縄に居住した時代だ。

その前年、1970年。

俺はナポリタンと出逢った。ナポリタンが一番のごちそうだった。

その家にナポリタンを食べに行くのが楽しみだった。

大学4年生、いつも腹を空かしていた。金がなかったわけではなかったが、

食い物にあまり金を使わなかった。金があれば、寄席に通っていた時代だった。

そんなときに大盛のナポリタン、うまかった。

その年の初めに知り合った沖縄の女性が作ってくれた。

ドラマで「青春ナポリタン」どんな意味があるのかは、まだわからないが、

「青春ナポリタン」こそ、俺の東京青春だったことを思い出した。

今でもそうだが、俺は同じ食事を続ける傾向が子供の時からあった。

最近ではミックスフライ、牡蠣フライとアジフライが入っている。

毎日続けて食堂に通っている。

弁当のおかずは毎日コロッケだった。カレーライスは毎日食べても飽きなかった。

中学校時代はブドウパンと牛乳が昼飯だった。

東京の学生時代はコロッケ定食だったような気がする。

先日の東京旅では、よく通った食堂に行きたかったが、そこにはマンションが立っていた。

沖縄復帰50年の5月15日、今日は16日。

青春ナポリタンの味を思い出している。

青春を思い出すきっかけはいろいろあるのだなあ。