そばと天丼

相変わらず毎日のようにそばと天丼を食い続けている。

食堂のおばさんも驚いているだろう。

飽きないのかと。

もちろん飽きないから食べ続けるのだが、

飽きたら、その店に行かなくなる。

10年日記を見ると、俺は同じレストランに通い続けていた。

店を変えたら、そこにしばらく。

病院も俺は変えない。

歯医者は20年以上、同じ先生だ。

歯科に行くために、150キロ以上走っている。

クラウンに乗っているときは、そのガソリン代にひやひやしていた。

歯科治療に5000円ぐらいのガソリン代がかかっていた。

プリウスに変えてからは、ガソリン代は気にならない。

それでもプールを休んだ日は、500円浮いたと思い、その分食事代に。

そばと天丼。俺の子供の時からの夢が、天丼ではなかっただろうか。

俺の友人たちは俺が天丼を食べた記憶はないだろう。

学生時代にも、覚えてはいないが、天丼を食いたい気持ちはあったはずだ。

立ち食いソバはよく食べていた。当時40円だっただろうか。

子どもの頃はそばは25円だったような気がする。うどんが20円、紙芝居が5円だった。

学生時代にたまに食べた天丼を思い出した。新宿思い出横丁、当時はドヤ街と俺たちは言っていたが、そこに80円の天丼があったのだ。そこで天丼を食べる喜びがあった記憶を思い出している。ただし海老天ではなかった。かきあげ天だった。うまかった。

秀純君や市さんとよく行ったが、なぜかドヤ街を思い出すと市さんが浮かんでくる。

彼は食べるのに金をつかっていた。私の母の食堂に彼は食べに来ていたが、当時で2000円ぐらいの食事をしていたと母が言っていた。彼のサラリーマン時代だ。

さてまだ天丼に今日も行きそうだ。