吉田日出子

1944年1月7日生

「ユニークな視点をもった人」角川誕生日事典

徹子の部屋 1980年代 YOUTUBE

 夜中に聞いていたが、吉田さんを見たくなり、起きてここに書き込んでいる。

彼女が出演した「上海バンスキング」のテレビを見て大感動した。

その日も覚えている。

1981年10月10日、鹿児島市高見馬場にあったジムの休憩室で見た。

初めての中国遊学をして上海から帰ってきたのが、8月の末だったので、

中国旅気分が抜けていなかった時だった。

吉田日出子が演じた正岡まどかに心を打たれた。その後、劇中で歌われた「ウェルカム上海」という歌も覚えた。

そしてその芝居を鹿児島で見たのはいつだったか、記憶にはないが、

1984年10月に公開された映画は博昭君と見に行った。

主演女優は松坂慶子、これもよかった。

博昭君が中国に関しての勉強会をしたいと申し出ての、第1回目の勉強会がその映画鑑賞になった。その映画を見に行ったころから、俺の運命ががらっと変わってしまった。

それまでは高校の非常勤講師をしていたが、この映画を見た後、常勤の高校教師になって、勉強会はしばらくはできなかったことを思い出した。

そして今、5月29日午前1時、その「上海バンスキング」の芝居を、YOUTUBEで流している。

実は、彼女の芝居をテレビで初めて見た時は、上海で最後の一夜を過ごした俺は、その最後の一夜をぼやっと思い出している日々の一日だった。

上海の最後の一夜、向田邦子が台湾で航空機事故で亡くなったあの日だった。

向田邦子の事故は上海空港で知った。その日、日本に帰る飛行機は出発せず、一日延期。ホテルに帰り、最後の一夜をに出会った。

最後の一夜というのは、この「ウェルカム上海」に出てくる歌詞の一節。

俺にも何度か最後の一夜はあったはずだが、最後の一夜で思い出すのは、上海のその日だけである。