民謡で今日拝なびら 2018年6月12日放送
司会 上原直彦・八木政男
一日中雨だった。
憂鬱な日だった。
中国ドラマを数時間見て、くたびれていた。
沖縄古典音楽をしばらく聞いて、
懐かしい舞踊曲「かじゃで風」「上り口説」を聞いた。
俺の数少ない踊れる音楽だ。
YOUTUBを探ると、この番組に出会った。
沖縄弁で沖縄民謡を紹介する長寿番組だ。
1971年、このような番組を沖縄で聞いていた。
司会の上原直彦さん、役者の八木政男さん
懐かしい人だ。
また眠れなくなった。
寝ようとしていたのに、
沖縄弁もあの頃は全然わからなかったのに、
少し聞き取れる。
仲里節から始まった。
小浜守栄さんと嘉手苅林昌さんが歌う。
俺が数千円でも払って聞きたい番組だ。
こんな凄い時間をしばらく過ごせることが、
不思議なんだ。
沖縄那覇を旅してる気持になっている。
那覇の街をただ徘徊していた青春のあの時、
22歳だった。
懐かしむということは、ただ楽しいということではない。
切なくなってくる。切ないのだ。
俺の好きな歌の歌詞で言えば、
♪むせぶこころよ はかない恋よ
おどるブルースの切なさよ
この歌でしか表現できない7月16日の夜だ。
開かれていた宵だ。