３日続けてサンロイヤルホテルで
ランチバイキング。
このお得意さんの老人に
一番驚いているのは、ホテル従業員だろう。
10年日記を見ると、5年ぐらい前から
そこで食事をしている。
去年の今頃は、毎日のように通っていた。
日記に「西瓜を食べた」と書き込んでいた。
4日も予約した。
何を喰おうとしているのか？
野菜サラダ、ヨーグルト、サバ焼き、茶そば、
ホテルパン、オムライス、チャーハンなどである。
4日は何でも食わずに、食いたいものだけに
集中してみたい。
キャベツ、ヨーグルト、茶そば、オムライス。
栄養を取っていないような老人が長生きしているような
気がする。
喰いまくっている俺は何を目指しているのか。
他人が俺を見る時、何に驚くだろうか？
5時半に車で出る姿か、母に毎日お参りをしている姿か、
びっこをひきながら30分歩いている姿か、
駅待合室での読書姿か、500m平泳ぎでゆっくり泳いでいる様子か。
昼飯をテーブル一杯に並べて食らっている姿か。
帰宅してからのテレビに8時間凝視しているところか。
俺が急いでいることは自分でもよくわかっている。
録画したDVDを全部見ようとしている意気込み。
それが何になるのだ！と思った時に、
死出の旅になるのだろう。
そんな急いでいる俺の生活で、
俺が本気であることは、
出会っている人たちをじっと見続けていたいと
思う気持かもしれない。
