映像で見る恋愛紀行

俺はビデオカメラが登場してからはビデオで写しまくった。

それ以前は8ミリカメラで写していたがフィルムが高かったので、

ビデオほどは写していない。

しかし撮影を開始したのは1970年万博の年からだった。

それからビデオ時代になるまで、8ミリを写し続けた。

俺のわずかな恋愛が映されているのだ。デイトの最中に

いつも相手を写していた。相手はそんなことはやめてと言うこともあったが、

50年経った今、その映像は残っているのだ。8ミリフィルムをDVDにダビングしてもらった。安くはなかったがDVDとして残ったことになる。

昨日はそのDVDデッキに取り込んでいた恋の記録を編集した。それをDVDデスクにダビングして、昔恋した女性に贈ろうかと思っている。逢えるかどうかもわからないが。俺の奇跡はなぜかそれが実現する。

数年前、鹿児島の天文館で写真展があった。俺が高校1年の時に憧れた女性が、その写真展のお祭りのミスなんとかで展示されていた。俺はその写真をもらった。そして偶然にも55年後にその女性と偶然会い、本人にその写真を渡した。俺にとってはささやかな恋の告白になったような気がした。そのDVDを昨夜編集した。40年前の一夜の恋だったが、必ず本人にその映像を渡したいと本気で思っている。チャンスがあれば。恋の歌もその人とカラオケで歌いたいこれも実現する自信はある。

もちろんその女性がどこにおるかも知らないが。

「上海ブルース」

♪涙ぐんでる上海の 夢の四馬路の街の灯

リラの花散る今宵は 君を想い出す

何にも言わずに別れたね 君と僕

ガーデンブリッジ 誰と見る青い月