安盛の暁でーびる

4月25日 5時

朝1番の曲はよなは徹さんの♪ラジオ節だった。俺の好きな沖縄民謡の一つだ。

明け方5時までは今日が葬式の秀純のことをずっと考えていた。

彼が倒れるまで、俺は毎日のように電話をかけていたことの意味を。

そして彼が倒れるまでずっと家に閉じこもっていた意味を。

8時には弟が迎えに来てくれる。弟も一緒に葬儀に出る。