沖縄”出口なき”戦場

~最後の1か月で何が~

NHKスペシャル

新資料5000ページがアメリカで

本土決戦までの時間稼ぎ 日本軍元参謀

「敵はアメリカではない、友軍が敵になった。黒糖欲しさに、

子どもを打ち殺して子どもの黒糖を奪った」と生き残りの女性が言う。

昭和46年6月23日 沖縄慰霊の日に、

糸満摩文仁に俺は佇んでいた。

仕事をしていた。

沖縄タイムス臨時出版販売所を、その摩文仁で。

「鉄の暴風」沖縄タイムス版の本などの販売。

観光客はいなかった。

県民の慰霊訪問が主だった。

「なぜ沖縄の戦争本を読まないのですか」俺は沖縄の人に、

そう言うと、

相手の沖縄の人は、笑って「本は読まなくても、身体で体験した」と。

1971年はまだそんな時代だった。