吉祥寺に住んでいる娘から、姉に電話があった。
俺が変った、娘が「お父さんの声を聞いたら涙が出た」という。
昨日も電話があったのだが、ほとんど受け答えはせず、
娘の言い分、愚痴をしばらく聞いた。
独り東京で生活して、盆にも帰らず、頑張っている。
今日は娘に「長春有情を読め」と言った。
娘の悩みが少しは解消されるのではと思って。
姉が設定してくれた。
娘に読ますことが目的ではないが、
緊張をほぐさせてやりたいという気持ちはある。
大学の学費も自分で稼いで卒業した。
父親とは違う根性を持った娘に、
たまには気晴らしに帰って来いと言いたい。
マイレージの有効期限で悩んでいる父親がいるのに、
娘もJALマイレージを持っていたのだが、カード会社に勤務して
そのカードはやめたとのことだった。
ふるさとは 遠きにありて思うもの
そんな詩を読んで東京生活をしていた俺とは
だいぶ違うようだ。