台湾料理

井之頭五郎さんの台湾の旅

孤独のグルメシーズン5

第4話 台湾宜蘭県羅東の三星葱の肉炒めと豚肉の紅麹揚げ

第5話 台湾台北市永楽市場の鶏肉飯と乾麺

メニューを見てチンプンカンプンという五郎さん。

俺の台湾旅もチンプンカンプンから始まった。

今でこそ肉も食うようになったが、俺はずっと肉は苦手だった。

台湾緒旅でチャーハンしかなかった。餃子も今では食べるが、肉嫌いの俺は餃子にも関心がなかった。今では食べる刺身、刺身も食わなかった。

五郎さんが訪問した宜蘭にも行ったが、50年前の宜蘭はまだいなかだった。

台北のテキカ街を歩く五郎さん、台北駅裏の昔の台湾人街。

圓環の食堂街で火鍋を喰った。

吉林街の第一ホテルに友人を誘って誕生会、葡萄酒の値段を見て震えあがった。

少し食べて場所を変えての圓環での火鍋、値段が三分の一になってほっとしたことを思い出す。金を持たない男がホテルでのパーティ。

知らないことは恐ろしい。

日本のように二人で食事なら、高くてもびびらないが、台湾では必ず友達を数人連れてくる。

しかし今思い出すと赤面する。俺が中国服を初めて来て歩いた時の、友人たちが俺と離れて歩く様子。

恥ばっかりかいて生きて来たなあ。

日本でホテルバイキングに行くようになってから、台湾や中国にわざわざ食べに行きたいとは思わなくなった。

明日はサンロイヤルホテルに行くが、今日はどうしようか。