茶館

中国ドラマを見ている。第37集。

日中戦争は終わり、勝利した中国。

国民党の時代、米軍が北京にも駐留している。

今まで、米軍駐留は知らなかったし、考えたこともなかった。

茶館の主人の女将さんが米軍のジープにひかれて死んだ。

政府は米軍に抗議もできない。

共産党員が秘密裏に行動している。

1946年ごろの時代だろうか。

茶館では客引きのために、芸人を呼んで演芸を見せている。

そして俺は思いだしたのだ。

1981年に俺は北京に行った。

短期留学だったが、北京の寄席を見ることも目的の一つだった。

北京の浅草、天橋に通った。

そこに寄席があったと俺は思っていた。

あれは寄席ではなかったのだ、茶館だったのだと、今気づいた。

そこに行くと茶のサービスがあったのだ。

そして芸を見せていた。俺は芸を見せるところでお茶のサービスが、

と思っていたが、茶館で芸を見せていたのだと、今知ったのだ。

このドラマからも、いまウクライナで何が起こっているのかを、

考えさせられることがある。

ウクライナ人の抵抗精神とは何だろうかと、思いながら、

俺は今生きているような気がする。