貢君の夢を見た

貢君はよく名前を変えていた。

見津宜だったかもしれない。

黙っていたけど姓名判断に凝っていたのだろうかと、俺は思った。

その貢が夢に出て来た。

歌を歌ったのだろうか、コントだったのだろうか。

彼は三国志曹操の帽子を被っていた。

俺は彼の脇に立って、俺も帽子を被った。

諸葛孔明の帽子だったかもしれない。

彼は受けた。観客もいた。教室ぐらいの部屋だった。

俺は受けなかった。そして、俺はなぜあの帽子を被ったのだろうかと、反省しているところに目が覚めた。

吉川英治の「三国志」が流れていた。