親父の死

親父が突然亡くなった

昭和43年2月14日

俺は大学1年生だった

その時から俺が変わったことは

人生はこれだけかと思った

俺は恥ずかしがり屋で、買い物にも一人ではいけない男だったが、

変化した

大きな変化だった

告白することができる男になったのだ

その日以来、俺は告白をした

今思えば、しまくったのでは

と思うぐらい告白をした

だから毎夜中、思い出すことはたくさんある

夢中で告白したことが、

晩年になって、こんな思い出になるとは

想像できなかった

充実した人生だったと言うことができれば

告白したからでは

と思いながら書き込んでいる

若いころ女性に言われたことがあった

「持ち上げて、すとんと落とすと」

落とすというのは、がっかりさせる、期待をはずすということだったろう