まさか、野末陳平さんのことを聞くとは思ってもいなかった。
明け方MBCラジオの昨日の放送「たけまる商店営業中」を聞いた。
MCの桂竹丸さんが野末陳平さんを食事に招待したと言う話に、竹丸師匠と陳平さんがと不思議な想いになった。この番組で陳平さんの消息を聞くとは。野末陳平さんがどうしているだろうかとは、時々思ってはいた。俺の人生に最初に影響を与えた人の一人が野末陳平さんだった。俺な青春時代が始まる頃、大学に入学する前に、野末陳平さんの本を読んで。中国の思想家荘子を知った。俺が大学時代に夢中に読んだ本が老荘思想「老子」「荘子」だった。野末陳平さんの一冊の本「姓名判断入門」という本をたまたま購入して読んだ。その本に老荘思想のことが紹介されていた。その後陳平さんの「荘子入門」を読んで、荘子にはまった。大学の専攻科目の中に老荘思想があったので、すぐそれを専攻して学び始めた。陳平さんが習った教授もいたが、その息子さん兄弟に大学で学んだ。その後老荘思想は現在まで俺に影響を与え続けている。俺が人生をわりと好き勝手に生きて来られたのは荘子の思想が背骨としてあったからだ。
野末陳平さんが９１歳になっていると桂竹丸さんがラジオで語った。陳平さんは昭和７年生まれ1932年4月2日のお生まれだ。野末陳平さんは当時のテレビ番組１１PMにもよく出演してお色気占いなどをしていた。冗談半分で生きているように見えた陳平さんに俺はまじめに耳を傾けていた青春時代でもあった。
何気なく聞くラジオ番組もまんざらではない。桂竹丸という落語家が何かを気付かせる語り部だと思い始めて、この番組を毎週聞くようになった。雑談の中に宝の山がある。
ほかのラジオ番組でも気付かされることがあるある。
