俺は東京にいた。足も痛かった。
脱腸もだいぶ膨らんでいた。
ホテルはワシントンホテル。
空港からリムジンバスで行けるのがよかった。
航空機とホテル代込みのJALパックでわりと安かったのでワシントンホテルにした。
ワシントンホテルはなじみがあった。鹿児島の高見馬場にあったので、よく利用もしていたし鹿児島のホテルはとてもモダンだった。
しかし東京のホテルは少し古かった。受付も自動受付で要領も分かりにくかった。
多くの外国人を含めた旅行客が手続きをしていた。部屋も小さかった。しかし新宿南口に地下道で繋がっているという触れ込みに安心していたが。南口までたどり着くのは難しかったし膝痛の俺には遠かった。ただし食事場所、王将が？すぐホテルの隣にあり地下道で繋がっていた。王将だったと思うが日高屋だったかもしれない。
前日に泊ってこの日は大学ホームカミングディーまさか自分がそれに行くとはおもっていなかったが、友人の一治君が行くと言ったので俺もそれに参加して同期会にも出席した。彼とは大学で偶然会った。彼は前日部活の同窓会があってその幹事に俺が翌日の同期会で1分間スピーチを楽しみにしていることを告げたと言った。おかげで当日の俺の同期会では同じ幹事が「今日は1分間スピーチは中止にしましたが、君にはやってもらいます」と言って、俺は練習していたスピーチを語った。そこで出逢った。50年前の部活の友人と。俺にとっては歴史的な出会いだった。
それが昨年の今日である。残念ながら俺の体力はその時よりずっと悪い感じがする。東京旅などする気になれないから。この日の高校時代の友人秀輝君の電話はとても嬉しかった。俺に逢いに来るという彼には応えられなったが、彼の気持ちがとても嬉しかった。
