秀輝君へ 東京旅2日目

ワシントンホテルを7時に出た。

新宿駅南口まで地下道を歩いた。

脚が痛くなければ、歩くのにちょうどいい距離だった。

遅い脚で、15分ぐらいで南口に到着した。

山手線で高田馬場へ。

昔は乗りなれていた電車だった。

新宿小田急デパートでアルバイトをしていたので、

高田馬場から新宿まではよく乗っていた。

高田馬場から大学行きのバスに乗った。

昔10円だったバスだったが、180円。

馬場下町で降りた。

そこに明治時代から100年以上続いていたそば屋三朝庵は無くなっていた。

ホームカミングデイは文学部校舎側にあった。

8時から入場ということで、時間まで正門前の石に座って、文庫本を読んだ。

一治君もすぐやって来た。彼は昨日は精神高揚会の同窓会があったと。

そこで幹事のNさんと会って俺のことも語ったということを言った。

Nさんは俺の同期会の幹事のひとだ。

そして初めて参加したホームカミングディ。

そこで会が終わったとき、一治君と会った。

校歌応援歌を歌った時に涙が出たと彼は言った。

俺も同じだった。