50年前の台北で

中国語ばかりあふれていた町散歩、

そんな時にホテルに帰ると、日本語を話す従業員がいた。

自称日本教育世代と言って、日本人の泊り客にはとてもしんせつのしてくれた。

そして部屋でラジオを聴くと、日本メロディーの歌謡曲唱歌などが中国語や台湾語で流れていた。そんな時代を想いだしながら、今この番組を見ている。

台北漢口街二段、白宮大旅社、英語名はホワイトハウスホテルだった。

支配人も日本語を話した。日本人相手のアレンさんは日本語の上手な女性だったが、もう90歳近くになっているだろう、洗濯をしてくれていた朱おばあちゃんは明治39年生まれわが祖母と同じ年齢だった。そんな時代が走馬灯のように浮かんでくる。