男はつらいよ 奮闘篇

16日(土曜日)に録画した、映画を見ている。

都蝶々さんが出ていたので、録画した。

寅次郎の母親役だ。

1920年生まれの蝶々さん、この時51歳。

元夫の南都雄二さんと漫才をしていた。

夫婦善哉というペアだったのか、番組だったか

ラジオで夢中で聞いたことを覚えている。

柳家小さんがラーメン屋の主人役で出演。

小さんこの時56歳。

新宿末廣亭で小さんをよく見ていたのが、

そのちょっと前の頃。

映像は一番親しんでいたころの姿だった。

おいちゃん役をしていた森川信

この翌年に亡くなっている。

タコ社長の太宰久雄も若い、48歳だ。

花子役の榊原るみの先生役で

田中邦衛、39歳。

映画を見ているが、この映画はあまり記憶がない。

心に響かない、あまり見なかったのだろう。

この映画公開の時、1971年4月28日。

俺は沖縄に住んでいた。

友人宅で大鵬貴ノ花に敗れて

引退を決意したその相撲の取り組みをも

覚えている。

大鵬の最後の試合のその数カ月後、

俺も沖縄生活から、逃げ帰ってきた。

最初の挫折?

そんなことを思いながら、映画を見ている。

夜中2時、二階から降りて来た娘が、

「こんな時間に起きているのは珍しいね」と。

この時代からしばらくして、俺の興味は

沖縄から台湾に変った。

沖縄、うりずんの季節のこの映画だった。