南京の、上海の、北京の踊り子。
俺が夜中の書き込みを見ていたら、
台北の踊り子を思い出した。
台北萬華の古い映画館で、踊子たちのショーを見た。
おもしろかった、楽しかったというより、
26歳の俺は、悲しかった。
こんな境遇にどうしてなったのだろうかと。
浅草のストリッパーたちのショーとは全然違う。
群舞だった。楽しそうに踊ってはいない。
パンツも半分だけ脱いでいるだけ。
警察官もその踊りを見ながら監視していた。
驚いたことは、監視する警官が右に来れば、舞台の左側で踊る。
監視警官もいい加減だが、踊る踊子も、観客たちは座っていないで、
踊り子が動いた方に動いていく。
45年前のことだ。しかし、一番驚いたのは、
葬式の時のストリップショーだ、
これは俺も見たが、じっと見ることはできなかった。
そんな葬式の全体像を観察しただけだった。
こんなことをここに書き込んでいるが、
この歌「南京の踊り子」「上海の踊り子」「北京の踊り子」の
歌はすばらしい。服部富子さんの歌。