酒池肉林

そこまで言えば大げさだが、

同期会の夢だった。

美女たちがいた。

同期会は70歳を超えている。

美女たちは若かった。

同期会のメンバーといっても、清治さんしか覚えていない。

彼は大はしゃぎ、大喜びだった。

奥さんも同席していたので、そんなに喜んでいいのだろうかと思っていた。

俺は飲んではいなかったが、飲みたくてたまらなかった。

酒池肉林と言っても、猥雑ではなかった。

清潔?な酒池肉林だった。

酒池肉というよりも、ただ若い女性たちと宴会をするというだけだったかもしれない。

毎日「隋唐演義」の中国ドラマを見ている。

酒池肉林といえば隋の煬帝の行為を表すことばでもある。

それとは全然違ったが、わくわくしての宴会になろうとしていた。

目が覚めるとずっと懐メロが流れていた。

懐メロに醸し出された酒池肉林の夢だったのか?

まさか俺が酒池肉林を期待しているとは思えないが。