親父の命日前に

不思議な夢だった。

母の引っ越し、俺たちも母と一緒にそこへ引っ越しする夢だった。

球磨川沿いの田舎の町である。

車がなければどこにも行けないのではと思った。

そこは父の実家の離れだった。

リフォームしてあった。

宴会を、食事会をしていた。

ゲストは?武田鉄矢さんだった。

食事後武田鉄矢さんに質問をした。

武田鉄矢さんとそこに居ることが嬉しかった。

武田鉄矢さんの考え方を来ている人たちに理解できるような質問をした。

武田鉄矢さんは笑いながら、ちゃんと質問に答えてくれなかった。

やがてその食事会は終わったが、二次会がそこであるという。

仕出し屋さんが何かを車で運んできた。

球磨川の向かい側の国道をそこの車が走ってくるのが見えた。

風光明媚な場所だった。

母を父の実家近くに住まわせてどうするのかと夢の中で悩んでいた。一次会の食事後の片づけがちゃんとされていなかった。

妹にコップを洗ってくれとたのんだが、遠慮気に妹に頼んだ。

親戚の孫娘の幼児がいた。

その子がお菓子を俺にくれた。血のつながりがわかるのだろうかと思っていた。

夢が覚めて、ほっとした。

引っ越さないでよかったのかと。

武田鉄矢の今朝の三枚おろしを聞きながら寝たことを思い出した。数日後父の命日だという事も思い出した。

父が亡くなったのは1968年2月14日。

毎年その日が俺の新しい旅立ちの日だ。

夢の中で亡くなった母がそこにいたとは、さて今年は何を・・・