俺の最後の授業

2009年3月 俺は最後の授業をした。

同僚教師たちの参観授業でもあった。

中国の高校でのことだ。

高校3年生から日本の大学に進学予定の生徒達に向けて、

日本の大学の特性を校歌で紹介した。

旧制高校の歌を紹介したのだ。

旧制第一高校 現在の東大

第二高校 東北大

第三高校 京都大学

第四高等学校 金沢大学

第五高等学校 熊本大学

第七高等学校 鹿児島大学

早稲田大学校歌 慶応義塾大学応援歌明治大学立教大学・法政大学校歌

別にそれに大きな意味があるとは思わなかったが、

俺が最後に唄いたかったのだろう。

その時思い出したのはラサールに通って、東大志望の友人が、

♪ああ玉杯にを歌って勉強していたことなどだった。

生徒達には、俺が中国で教師をしている時に、授業で見せた「ドラゴン桜」の影響が

あったかもしれなかった。

その新しく始まった「ドラゴン桜」を今朝、テレビ音声で聞いたので、ここに書き込んだ。

最後の授業にそんな歌を歌ったのは、俺が教師参観の中で見せられる授業に自信がなかったからかもしれない。

しかし俺も大学受験は受験校の校歌を歌うことで叱咤激励していたことは事実だ。

面接試験の時に校歌を歌おうかと思ったぐらいだった。入学後、校歌を歌ったという学生の話聞いたことを覚えている。

今朝の最後の授業 出口治明さんの大学立命館アジア太平洋大学に進学を勧めて生徒もいた。

俺は補習授業で東大進学クラスを作り、九州大学に2名合格させた。