母が95歳に

今日は母の誕生日だ。

95歳になる。

昭和2年、1927年に八代で生まれた。

母の両親は福岡県出身だ。

俺の祖父、母の父親は瀬高、祖母が大牟田

祖父の故郷には何度か行った。

俺が1歳ぐらいの時に、祖父の親戚と瀬高で写した写真があった。

その写真は俺のいちばん古い写真だったのでは。その自分の写真も好きだった。

一緒に写っている人たちとは、その20年後にあっているはずだ。

22歳の時に瀬高に行った。瀬高には祖父の妹が住んでいた。その娘が、母の従妹になるひとが福岡に嫁に行っていて、その人のご主人の紹介で福岡で会社員になった。

そしてその会社を退職して台湾に遊学をした。今でも、毎日鹿児島のジムに俺は通っている。母の家が途中にある。一昨日は母の家に寄った。仏壇に線香をあげてきた。

一昨日はその仏壇に御礼を言いたかったのだ。高校時代の後輩、邦彦ちゃん、その邦彦ちゃんのひいじいちゃんの仏壇が母宅の仏壇になっている。それでその日その仏壇に語りかけてきたのだった。その日はプールで邦彦ちゃんの叔母さんと語った。叔母さんは88歳になられる。そのご主人が高校時代の先生。先月亡くなられた。

母宅の仏壇、それにも俺は語り掛けることがあるのだ。母の家にその仏壇がやってきて50年以上になる。1968年に親父が亡くなったときに、その仏壇は当時の社長から贈られてきていた。さて、その母も亡くなって、今年で何年になるのか、平成25年に亡くなった。今日は母の誕生日、そして俺はコロナのワクチン注射の2回目だ。ワクチンを打つ病院は高校の後輩の経営している病院。その後輩も早くに亡くなっている。

子どもを連れてその病院に行ったとき、後輩のそのお医者さんが俺を覚えていたことが嬉しかった。「先輩、先輩」と声をかけてくれた。そんなことを思い出させてくれた母の誕生日になった。