親父103歳

大正8年2月18日生まれの父

103歳になる

父と同じ年の生まれの人を

検索した

金子兜太さんがそうだった

昨日、彼の人生をDVDでみたばかりだった

TBSのアナウンサー兼高かおり世界のたびのナレーション

彼もそうだったのだ

評論家の細川隆一郎さんも、

田端義雄さんもだ

すべて親父が生きていた時は

同じ年生まれとは知らなかった

親父は昭和43年に亡くなった

1968年だ

54年前になる

親父が長生きしていればよかったのか

それはわからない

親父亡き後の母の苦労はちゃんと見てきた

弟や妹たちにはそれぞれの思いがあるだろう

俺は親父が亡くなって、

俺は生かせてもらったと考えるようになった

親父が生きて居れば、

俺は主体的に人生を生きることはなかったかもしれない

親父の目が気になっていただろう

親父が亡くなっていたので

思うとおりに生きてきたような気がする

それが周りにとってよかったかどうかは

わからないが

親父は戦争に行っていなかった

身体が弱かったからと

両親は言っていたが、

いまになればそれは疑問だ

親父にちゃんと聞いておくべきだった

そんなことを考えながら

親父の誕生日を、今日は迎える