今朝、明け方、沖縄のラジオ番組をYOUTUBEで聞きながら、
そう思った。
1970年、沖縄を旅した。
一目ぼれをした。
翌年は決まっていた就職をやめて、沖縄に飛び込んだ。
仕事はなかった。しかし新聞社で臨時社員になり、
どうにか生活はした。
その沖縄で、惚れたものは、ラジオ番組だった。
沖縄民謡が流れるラジオ番組に夢中になった。
そして50年の月日が経った。まさかYOUTUBEなどというものが、
できるとは想像もしてはいなかった。
70歳の俺の生活に、沖縄のラジオが生放送でやってきたのだ。
毎日、2時間見ている。見始めてからやがて1年になる。
視聴記録もずっと書いている。
最初のころ、少し聞き逃したことがあったが、
昨年9月からは毎日生放送で見ている。1日も休まず。
俺は歩けなくなった。
旅が人生と思って生きてきて、老後の夢は中国・台湾・沖縄への旅だった。
『歩けない』悪い事なのかと自問自答している。
歩かない旅もあるのではと。
内面の旅、とりだめたビデオ映像の旅、それもとても楽しいのである。
膝との戦いをしている。毎月5000円の膝のための牛乳を1月から飲み始めた。
歩けるようになれば、それで良し、歩けなくてもまた良し。そんな気持ちにもなった。
夢は実現した、それだけではないのだ、中国芸能もしかり、俺は中国芸能を見続ける生活を夢みていた。実現した。落語もそうだ。東京から引き揚げてきたとき、寄席にいけなくなったことが残念だった。その寄席も、俺の部屋にはあるのだ。
これを夢が実現したと思わなくて、何が夢だ。
今日はプールを休む。テレビでの知識吸収にどっぷりつかってみたい。