臺灣古早味の歌聲
明け方目が覚めてYOUTUBEでこのタイトルを見た。
ちょっと聞いてみいうとしてみた。
数分で心に沁みた。
1974年、台北のホテルを月ぎめで借りたことがあった。
毎日台北の街をほっつき歩いたわけではなかった。
たなには人に会いたくないこともあった。
そんなときは冷房のあるホテルでラジオを聞いた。
その時ラジオで流れていたのが台湾語で歌う日本の歌だった。
なじみのある懐メロ、その光景を思い出したら、
当時ホテルで出会った人たちの面影が浮かんできた。
俺の下着を選択してくれたり台湾麺をおごってくれた朱おばさん、
明治39年の生まれ、日本語が単横だった。俺の祖母と同じ歳。
そして日本語をはなす美人のアレンさん、支配人の陳さん、俺に付き合わないかと紹介された従業員の小姐、借金取りに追われて逃げて来た台湾の一家族。
この不思議な気持ちは何だろうか。台湾には20年以上行っていない、しかしこの音楽を聞いているとあの白宮大旅社のあの時間が心震わしながら思い出させていり。