不思議だ!不思議だ!

と言っていいだろうか。

俺は昨日、タイムマシンで

昭和10年に行きたい。

とここに書き込んだ。

東京に鹿児島に満州長春に大連に

那覇台北にと。

熱烈な思いなのである。

俺は残り少ない旅行資金で、

それらの土地にあの日を求めて

旅をしたいと思っている。

あの時代の日本人に会いたいのだ。

何をしてきたのか、何を楽しんでいたのか。

そして今朝、

ブルーレイの容量が不足がちになってきた、

録画している番組を消去しようとして、

何を選ぶか考えて、選んだのが。

「特集終戦70年 映像の世紀11話」だった。

それを消去する目的で見始めた。

するとその11話というのは

タイトルが「JAPAN 世界が見た 明治・大正・昭和」

だった。

その時代の日本の映像が放映されたのだ。

東京も京都も満州も台湾も那覇も出て来た。

10回ダビングができる。

消去をストップした。

大連を懐かしがっている、プールで

歩きながら大連を語る奥さんに

1枚ダビングしてやりたくなった。

そして満州の映像、台湾の映像、

消去できるようなものではない、

永久保存はやめたので、

もう一度丁寧に見たくなった。

そして胸がときめくのである。

懐かしい逢えなくなった昔の恋人に

出会えたような気持。

不思議だ!不思議だ!とかいうことはできない。

すると今、「フォレスタ」の画面を見ながらの

打ち込みなのだが、渡辺はま子の「蘇州夜曲」が

出てきた。

これも不思議だ!

あの日蘇州でその人を誘った。

俺は一緒に歩きながら「蘇州夜曲」を

口ずさもうと計画していた。

その寸前になって、彼女にキャンセルされた。

その時の悔しい思いが「蘇州夜曲」だったのだ。

だがしかし、翌日杭州で実現した。

そして最後の一夜は上海で!

嘘のような本当の話だ!

♪ 鐘がなるなり 寒山

そして次は「シナの夜」