なめる

2代目三遊亭円歌を聞いている。

「呼び出し電話」。

この円歌さんの「なめる」という話を聞いたのは、

50年前、レコードで聞いた。

圓歌さんの語りの色気に、身体が震えた。

何百もある落語の中で、何を聞いたらいいか?

と人に訊かれたら、「なめる」を聞いてみろと言うかもしれない。

すごい噺だった。

4代目円歌さんは現三遊亭円歌さん。

鹿児島弁でも落語を話す、鹿児島でも有名な噺家さん。

いつかこの人に「なめる」をリクエストしたいと思っている。

この人の妹弟子橘家橘之助さんの色物もすばらしい。

いつかこの人の歌を聞きに、浅草演芸ホール

行くことがあるかもしれない。

ところで小沢昭一さんは2代目の「なめる」を聞いただろうか?

古今亭志ん生の「お直し」が流れてきた。

文部大臣賞をもらったことが不思議と語る志ん生さん。

「お女郎買いの噺が文部大臣賞になるとは」と。